初めましての方も、お世話になっている皆様も、どうも!
麻雀商社で働く橋本こと、はっしん課長です。
先日、お客様からのお電話でブログ見てます。どんどん更新してください。
という嬉しい言葉をいただきました!
作って間もないブログですが、見てくれる人がいるのって本当にありがたいです。
楽しみながらどんどん更新していきたいと思います!
それでは今回は、自動配牌の全自動麻雀卓って使うと1半荘あたり実際どれくらい時間短縮できるの?ということがテーマです。
今まではお客さんに聞かれたときはなんとなくで答えてましたけど、それじゃあ立場上ダメだなと思ったので、できる限り詳しく調べて結論を出してみました!
使用する機種は麻雀店やテレビ放送ではおなじみのアモスレックス(アルティマ)です。
こちらは元々自動配牌がついているタイプですけど、操作で自動配牌なしにもできます。
目次
自動配牌の全自動麻雀卓 VS 通常の全自動麻雀卓
早速ですが、自動配牌の全自動麻雀卓と通常の全自動麻雀卓(自動配牌なし)の時間差を調べていきたいと思います。
チェックするポイントはこの3つ。
- それぞれの全自動麻雀卓が牌をセット完了するまでの時間
- セット完了後から親が最初の1打を捨てるまでの時間
- 1半荘の局数
この3者の時間を検証すれば、各麻雀卓で1半荘にかかる時間の目安が分かりそうです。
検証1 セット完了までの時間を調べる
麻雀牌を機械の中に入れて、セット完了するまでの時間、これって自動配牌モードと通常モードでは時間差は出るんでしょうか?
これは機種が違えば当然時間差は出ますが、今回は機種が同じなんでどうでしょう。
僕はこの場合は差はほとんど無いんじゃないかなと予想します。
自動配牌時と通常時では牌の積み方は変わるんですけど、牌を拾うスピードは変わらないんですよね。
だからそれほど時間差は出ないと思います。
じゃあ実際はどうなんでしょうか。
検証スタートです。
・・・・。
こっち見んな!!って感じですね。
どうもカメラ意識しちゃいましてすみません。
気を取り直して、まずはなるべく良い状態にするために牌をきれいにします!
あ、ちなみに牌をきれいにするといえばコレッ!
牌専用洗剤 雀フレッシュ |
何気に好評いただいている商品です。
使ってみたら、あら不思議!あなたの牌がすべすべつやつや、とっても長持ちします( ̄▽ ̄)ノ宣伝♪宣伝♪
掃除が終わったら次はこれ。
実は全自動麻雀卓は湿気に弱いので、湿気があるとセットが遅くなる原因となります。
そこで、ドライヤーの出番です。
卓内をガーッっと乾かせば、とても動きがスムーズになります。
以上で準備完了です!
手元にストップウォッチをセットしてスタートです。
牌を卓内に流し込んで、スタートボタンを押した瞬間から計測します。
まずは自動配牌のほうからです。
セット完了!時間は!
56.24秒
次は自動配牌なしで計測。その時間は!
57.03秒
1回目だけ見るとほとんど変わらないですね。
セット時間は毎回多少違いますので、両者を10回計測して、平均値で比較していきたいと思います。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
自動配牌あり | 56.24秒 | 58.33秒 | 56.01秒 | 56.47秒 | 55.59秒 | 54.24秒 | 58.03秒 | 56.10秒 | 60.97秒 | 59.22秒 | 57.12秒 |
自動配牌なし | 57.03秒 | 53.96秒 | 54.88秒 | 57.09秒 | 55.40秒 | 54.93秒 | 58.98秒 | 54.20秒 | 57.63秒 | 54.91秒 | 55.90秒 |
検証に30分くらい時間がかかりましたが、こんな感じになりました。
自動配牌なしのほうが1.2秒ほど早くセットするという結果でした。
とりあえずこれくらいならそこまで差は感じませんね。
それでは肝心なのは次の検証です。
検証2 親が最初の1打を捨てるまでの時間を調べる
やっぱりこの第一打を捨てるまでの時間、ここが差が一番出るところですよね。
自動配牌の場合は、出てきてから牌を捨てるまでの秒数は、僕がやった感覚で5秒とします。
これはまだそこまで差が出ないと思うんですが、問題は自動配牌なしの場合。
これは人がやることなので、かなり個人差が出る部分です。
どうやって検証したらいいか悩みましたが、いい方法を思いつきました。
そうだ、麻雀プロを見本にしよう!
・・・ということで、プロの対局を例にして、牌が出てきてから親が第一ツモを捨てるまでの時間を計ってみることにしました。
今回はAbemaTV(アベマTV)のRTDマンスリーリーグを参考画像として引用させていただきました。
毎回とても楽しみに見ております!
それでは親がサイコロのスタートボタンを押す瞬間から計測します。
皆が配牌を取り終わって、捨てるまでの時間・・・
その結果は!
28秒でした。
もちろんこれもやる人によって秒数に差が出ると思いますので、色々な対局を見つつ、10回分計測してみます。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第一打までの時間 | 28秒 | 21秒 | 28秒 | 24秒 | 29秒 | 33秒 | 20秒 | 26秒 | 26秒 | 23秒 | 25.8秒 |
こうやって調べてみると思っていたよりも時間がかかってない印象なんですけど、どうでしょうか?
時間にばらつきもあまりなく、25秒くらいが平均となりました。
自動配牌が5秒なんで、その差は20秒ほどです。
正確に計算すると、1局ごとに時間差が20.8秒ずつ出るということになります。
それでは自動配牌ありで麻雀した場合、1半荘でどのくらい時間が短縮できるのか、最後の検証に行きましょう。
検証3 1半荘の局数を調べる
1半荘どのくらいの対局数になるのが一般的なのか・・・
これも毎回違うのでなかなか難しいところですが、天鳳のデータを使って、大体の基準を出してみたいと思います。
僕は天鳳位の中では独歩さんの麻雀が好きなので、独歩さんの対局データを30ほど見て、局数の平均値を出したいと思います。
その結果は・・・
12.07局!
30くらいじゃ、ちょっとデータ取るには不十分かもしれないですけど、時間の都合でこれくらいにしておきましょう。
それでは以上3つの検証結果を踏まえて、答えを計算したいと思います!
いやあ、思ったよりもとても時間かかりました。
検証時間2時間、執筆時間2.5時間・・・
自動配牌の全自動麻雀卓を使うとどのくらい時間短縮できるのか Answer
さて、それでは正確な?答えの発表です。
各麻雀卓でかかる時間の計算
計算式 (セット時間 + 親の第一打までの時間) × 1半荘の対局数
自動配牌ありの場合
(57.12秒 + 5秒) × 12.07 = 749.78秒 (12分50秒)
自動配牌なしの場合
(55.9秒 + 25.8秒) × 12.07 = 986.12秒 (16分44秒)
時間差
986.12秒 – 749.78秒 = 236.34秒(3分10秒)
結論
自動配牌ありで麻雀した場合、自動配牌なしで麻雀するよりも1半荘で3分10秒の時間短縮ができる!!
どどん!!
へ~、配牌も全自動の麻雀卓があるんですか、知らなかったなあ。
今まで私は中古全自動卓を2つ買ったことがありますが、点数計算をしてくれるタイプが出たときには驚いたとともに欲しくなりました。
でも最近は自分の周囲に麻雀好きがいなくて10年以上も打ってません。( ノД`)シクシク…
ネット麻雀は牌の質感や美しさを味わえないので打つ気になれず、リアル麻雀しか打つ気になれませんね。
特にリーチして盲牌で当たり牌だと分かった時のあの何とも言えない感覚が好きですね。
あ~麻雀やりたい、やりたい、やりたい…
麻雀って最高に楽しいんですけど、やれる仲間を集うのが大変なのが玉に瑕ですよね(>_<)
残りの人生であと3万半荘はしたいところなので
自動配牌だと5000半荘くらい多くできそうだと計算できました。
参考になりました