どうも!はっしん課長こと橋本です。
全自動麻雀卓の自動配牌って今でこそ、アモスアルティマとかでおなじみになってますけど、一番最初に自動配牌機能がついたのっていつ頃か知ってますか?
それはな、なんと・・・
1970年代なんです。
はい、完全に僕が生まれる前です。
この事実を知ったとき、こんな昔からあったのかと驚きを隠せませんでした。
目次
自動配牌機能がついた元祖全自動麻雀卓「マグジャン無双」
それでは早速紹介しましょう。
その名もマグジャン無双です。
会社に残っていた貴重なカタログの表紙から引用しました。
これこそが自動配牌の元祖なんですね。
牌が勝手にひっくり返る半自動麻雀卓から、全自動麻雀卓に移り変わろうかという時に発売されていたものです。
全自動麻雀卓の元祖「パイセッター」が1976年ですから、この付近に発売されていたものがこのマグジャン無双です。
マグジャン無双を実際に動かしてみた
実はかなり前にマグジャン無双の実物が手に入ったことがあって、その時に動画で撮影したものがあります。
それがこちら!
ちょっと手ぶれしてますけど、撮影者はこの私、はっしん課長です。
麻雀卓の構造も今のものとは全然違って、逆に斬新さを感じます。
マグジャン無双はなぜ流行しなかったのか?
そんなマグジャン無双ですが、発売されてから普及するのには苦戦したようです。
まだまだ手打ち麻雀が主流な時代の中、こんなに画期的なものができたのになぜ流行しなかったんでしょうか?
その訳とは一体・・・
理由その1「斬新すぎた」
流行しなかった一番の理由はこれ。
残念ながら1970年代では自動配牌は斬新すぎて受け入れられなかったようです。
「そんなの麻雀じゃねー!」という意見が多かったようですね。
うーん、これは分かる気がする・・・
今でこそ自動配牌って普通になりましたけど、アルティマや昇龍が新登場した当時も批判的な意見はとても多かったくらいですからね。
それでも自動配牌が現代で主流になったのは、フリー麻雀が主体になったということが背景にあります。
フリー麻雀は1局精算なので、ゲームスピードが上がる自動配牌のほうがゲーム数も増えて、お店にとっては好都合だったという訳ですね。
70年代はセット麻雀が主流の時代ですから、そもそも自動配牌がいらなかったんですね。
でもこの発想力、本当に素晴らしいです。
先見の眼が半端じゃない!
考えた人には脱帽です。
理由その2「故障が多かった」
もう一つの理由は故障です。
全自動麻雀卓って初期のものはどの機種も故障が多かったんですよね。
このマグジャン無双もやっぱり故障が多くて、せっかく買ったのに使えなくて困ってしまったなんてことも結構あったようです。
今ではもしかしたら改良されているかもしれません。
マグジャン無双は今でも手に入る?
そんなマグジャン無双ですがなんと今でも手に入るもしれません。
元製造元だった株式会社マグジャンが現在は株式会社マツビシに名を変えて、再生販売しているようです。
中古品ですが、在庫があれば10万円前後で買えるかもしれません。
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