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熱すぎるッッ!!麻雀最強戦2016を見ると涙腺崩壊します!【後半ネタばれ注意】

December 13, 2016

こんにちは。麻雀商社で働く橋本こと、はっしん課長です。

今年も麻雀最強戦ファイナル2016が終わりましたね!

麻雀最強戦はニコニコ動画で見れるようになった2011年の板川プロ優勝の時から毎年欠かさずに見ていますが、毎年すごーーーく熱いッ!!!

その年ごとに「こんなことが本当にあるのか!!??」というような奇跡が起こります。

そして、迎えた今年の最強戦、歴代最高に面白かったです。

予選から面白すぎた

 

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このファイナルに来るまでに1年間様々な熾烈な争いを勝ち抜いてきた人だけが出れるというだけあって、各卓とも予選から息を呑む展開でした。

選手たちの姿勢やこぼれる息遣いが、何とも言えない真剣さを物語っていました。

そんなんだからもう予選道中から手汗が止まらない止まらない!!

思わず僕もaikoのタオルを用意したくなりましたよ。

閲覧注意!ここからネタバレあり!!

 

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それでは内容に触れますのでネタバレに入ります。

まず、各予選の覇者から。

予選の覇者とそれぞれの感想

 

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はっしん課長
僭越ながら僕なりに見た感想を書かせていただきます。

A卓

 

King優勝者は勝又健志プロ!

 

いやあさすがといいますか、麻雀IQ220の貫禄の勝利といった感じでしたね。

特にすごいなあと思ったのは、南二局、勝又プロ親番の時。

トップ目の菅原プロと僅差の2着で、ドラドラのチャンス手。

 

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そこに6萬ツモで、何を切るか。

場況的には猿川プロが萬子以外の染め気配。それ以外はあんまりこれといった情報はありませんでした。

ここで勝又プロの取った選択は・・・!

 

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なんとノータイムで8ソウでした!!

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はっしん課長
僕ならここで6ピン捨ててしまいます・・・

実際この時点で6ピンは山に2枚生きていました。

 

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瀬戸熊プロ
山にいると読んでいたんでしょうね・・・
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梶本プロ
でもドラ表示牌ですよ!?どこからこんな自信が出てくるんでしょうか・・・

こんな会話が印象的で、いやぁIQ220はすげぇわ・・・と感心していました。

そしてその後、西家のホリエモンからリーチ!!

 

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ドラドラとはいえこのリーチを受けて、七対子は厳しいか・・・

と思いきや!ここからの勝又プロがすごかった!

 

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バシイィ!!

先ほど残していた無筋6ピンを押し。

 

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その後すぐに5萬引き入れテンパイでノータイム3ソウ打ち。

 

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その後、しっかりと残っていると読んでいた6ピンを積もる!!

しかし、これはさすがに残った牌との選択であがり逃します・・・

 

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はっしん課長
いやぁこれ6ピンであがってたら鬼です・・・

そして結果は・・・

 

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トップ目の菅原プロがこの形から、3ピンを放銃!

9600点の大きな直取りとなって、決勝打となりました。

いやぁ・・・後引きはとにかくとして、6ピンをリーチ後まで残してから、押したおかげでこの3ピンが出てきたと思うと、最初の8ソウの選択が神がかってるなと思った場面でした。

 

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はっしん課長
リーチ後3ソウ押しもノータイムでかっこよかった

 

B卓

 

King優勝者は角谷ヨウスケプロ!

 

マジカル打法の角谷プロ。

個性があってすごく好きです。

実際に予選でも、マジカルっぷりが発揮されてましたね。

染めブラフを使って惑わせたり面白いシーンがとても多かったです。

特にマジカルだったのがやっぱりこのシーン。

 

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親番古橋プロと茅森プロの2件リーチが入っている場面でテンパイ維持しているところに3萬ツモです。

この3萬さえ押せればテンパイ料が入ります。

場には5萬が4枚見えていますが、あらゆる筋が通っていて愚形リーチも考えられる状況。

さてどうしましょう。

 

角谷プロの答えはこれです。

 

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ん????な、なんと・・・リーチッ!!??

 

あれ?ちょっと待てよ・・・あと2巡しか残っていないから自分のツモはもうないよね??

あれえ??

・・・と思いましたが、最強戦では残りツモが無くてもリーチが認められるルールでした。

 

ちなみに全然関係ないですけど角谷プロの手元にある赤いもの。

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これ、oikoのタオルだそうです。

放送でめちゃめちゃいじられていましたけど、持っていると良いことがあるというジンクスなんでしょうね。

 

はい、じゃあ気になるこのリーチの結果ですが・・・

ドキドキ・・・

 

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次巡、古橋プロ、セーフ!!

そして、次はハイテイです!

 

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!!!?

 

マジカルウゥゥゥッ!!!!!

 

いやあ驚きのハイテイドラロンです。

これには解説陣も驚いてました。

角谷プロが試合の前に、ツモ無しのリーチって打てるんですか?と確認していたようで、もともとこれをやる気マンマンだったみたいですね。

事前予告みたいになってますけど、これが最高の形でうまくいくなんてすごすぎます。

 

C卓

 

King優勝者は近藤千雄プロ!

 

この卓では近藤が二人いるということで近藤対決となりました。

試合では4人とも常に僅差の点数差で誰が勝ってもおかしくない状況。

その中で、的確に上がりをものにした近藤千雄プロが勝ち上がったという感じでしたね。

A卓B卓のように大きく取り上げるシーンはありませんでしたが、1打1打が丁寧で的確でした。

近藤プロは脱サラしてプロに専念し、初めての最強戦出場を果たしました。

いやぁもうその覚悟本当に素晴らしい!!

とても大きな決断をして臨んだからこそ、やはりそれが強さにつながったのではないかなと思いました。

D卓

 

King優勝者は多井隆晴プロ!

 

いやぁ・・・やっぱりこの人は強すぎますね。

いつも番組を見るたびに麻雀魂を感じさせてくれる多井プロ。

強さはもちろんですが、そのキャラクターからもファンが多く、僕も大好きなプロです。

数多くのタイトルを持っている多井プロですが、最強位だけは獲ったことがないということから、今回のチャンスは命がけで獲りに行くという姿勢が対局を見ていても伝わってきました。

出場プロの中で多井プロが一番息遣いや唸り声が聞こえてきて、逆にその苦しさが見ていても手に汗を握らさせてくれました。

思わずaikoのタオルを・・・

予選の結果は終わってみれば60000点超えの大トップ。

メンツ選択もミスのない、完璧な強さでした。

運命の決勝戦

 

さて、予選勝ち上がり選手も出そろって、2016年の最強戦も決勝戦を迎えました。

この決勝戦がもう歴代最高レベルの面白さでした!!

1局1局がすべて見ごたえがあって本当に最高だったんですけど、やっぱり南場オーラス前からがドラマの始まりでしたね。

まず、僕が感激したシーンから紹介します。

ラス前、多井プロと近藤プロが競りの状況で流局寸前。

多井プロ以外は形式テンパイなどでみんながテンパイ濃厚な局面、親番の近藤の最終ツモのシーンです。

 

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役牌をポンしているので、この3ピンでツモあがりです。

・・・ですが!!

 

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近藤プロの選択は和了せず!!!

 

・・・いやあ素晴らしかったです。

多井プロの1人ノーテンを見越しての選択でしたが、この極限状態の中この的確な選択ですよ。

かっこよすぎました。

結果は予定通り、多井プロ1人ノーテンで、和了よりも有利な状況になりました。

近藤プロがトップに立って親番継続、この局和了できればかなり優勝が近づきます!!

するとその局!!!!

 

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なんと、多井プロ意地の1300・2600をツモ和了!!

いやあ、やっぱり強い!!

そして迎えた多井プロラス親での最終局でした。

この和了によって多井プロがノーテンで、他家が全員テンパイだったとしても多井プロがトップで優勝と、かなり有利な展開でした。

泣いても笑ってもこの局が最後の最後です。

この時点での各者の優勝条件は、勝又プロは役満直撃かツモ条件、角谷プロは成す術無し。

近藤プロは3900点直撃か1300・2600ツモ条件。

そして最後の配牌がそれぞれこうでした。

 

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勝又プロは条件がかなり厳しいので配牌は良し悪しあんまり関係ないとは言え、近藤プロのこの配牌・・・

厳しい!!!

誰もがこれはさすがに多井プロの優勝が見えたなと思いました。

しかし!!!

熱すぎるドラマはここから始まります!!

 

まずはこの配牌を受けて親の多井プロの第一打は・・・

 

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打2ピンでした。

これを見ると北打ちかな?なんて思いますが、実は北がドラなので2ピンが選ばれたという感じですね。

しかしその次巡、近藤プロのツモによって少し状況が変化します。

 

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なんと北家の近藤プロが自風でなおかつドラの北を重ねました!!

この形を見る限り、まだまだ遠いですが、条件だけは満たせそうな雰囲気が出てきました。

多井プロの手の中にある北は出ないとして、あと残り1枚の北がどうなるかが見物。

そして迎えた多井プロの3巡目、ここで大きな分岐点を迎えます。

 

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この手にカン4萬を積もってきました!

ここで選択ですが、何を切るか・・・

万が一、北を切ると北家の近藤プロにポンされてしまいますが・・・

全員が息を呑んで多井プロの選択を見守りました。

 

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ここで当然の長考。もう表情やしぐさから耐えがたい苦しみが伝わってきて見ていても本当に苦しかったです。

行くか引くか。

運命の1打。

多井プロの選択は!!!

 

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なんと北を選択・・・!!

 

すかさず当然のポンが入りました。

起こってしまったことからすると、最悪な選択となってしまったんですが、それは結果論。

これが超一流の出した答えでした。

百戦錬磨の究極の思考が導き出したんですから、結果はどうあれきっと正しい選択だったんでしょう。

 

そして望外の北がポンできた近藤プロ。

打点十分で、最終的にこんな手格好になります。

 

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4萬を引き入れ、絶好の1・4ピン待ち。

どこから和了してもトップです!!

なんとこの時点で1・4ピンは山に4枚残り!!さてどうなるか!!??

次巡、多井プロの番、近藤プロの手出し1萬を見て、しばらく固まります・・・

頭にはテンパイか・・・?とよぎります・・・

 

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そして1シャンテンの状態からツモ4ピン!!

これを打ってしまったら放銃で終了となります・・・

多井プロの選択はいかに・・・?

 

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打7萬!!

近藤プロをテンパイと読み切ってのオリ選択!

いやぁ、展開は苦しいですけど本当に素晴らしいです。

ここまできたら自力決着で行くところまで行く!となっても不思議ではないですが、場を完全に読んでしっかりとした選択。

さてここからどうなるか!?

多井プロが流局までいって逃げ切るか?

近藤プロが和了をものにするか?

それとも・・・?

 

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あれ?勝又プロ?

確か役満条件だったような・・・

ここにきてなんと1シャンテンまで来てるーー!!

あんなバラバラから!?さすがです!!

さて、もうこれはどうなるかわかりません!!!

多井プロはベタオリ。

あとは勝又プロがテンパイを入れて望みをつなぐか、その前に近藤プロが和了するかのどちらか!

力が入る近藤プロのツモ!!

 

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違う!!

次巡・・・

 

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違う!!!

なかなか4枚が顔を見せない!

勝又プロはまだテンパイできず。

多井プロの逃げ切りか?近藤プロの和了か?

どっちだあああ!!!?

 

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ツモったあああああああ!!!!!

 

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いやあ・・・素晴らしいオーラスでした。

もしもラス前、多井プロを一人ノーテンとせず、近藤プロが和了してしまっていたら、マンガンツモ条件になってしまっていたので、そうするとあの局面で北が出たかどうかというのもポイントでしたね。

しかしこの展開が生まれた1局すべて、そして選手全員が全力だったからこそ生まれた感動の試合となりました。

麻雀最強戦2016 優勝者は!?

 

King優勝者は近藤千雄プロ!

 

近藤プロ本当におめでとうございます!

脱サラしてプロに専念して優勝するだなんて、かっこよすぎます!

そんな覚悟を背負いつつ、ここまで勝ちあがって結果を出した後の最後の涙を見て、僕は涙腺崩壊しました。

 

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そしてなんといっても惜しくも優勝にあと少しで届くかといった位置にいた多井プロ。

心中が察しきれないほどの辛さだったと思います。

一人でどっかに消えてしまいたい・・・という心配なコメントも出ましたが、その後のツイッターを見て少し安心しました。

 

でも本当に強かったですし、きっと近い将来最強位になる日が来るはずなので、その日をファンとして楽しみにしています。

いやあ本当に今回の最強戦も面白かった!!

麻雀に人生をかけた人たちの熱い戦いを目の当たりにすることができてとても幸せでした。

僕も明日からまた頑張ろうと元気づけられちゃいました。

仕事でこのスターたちに会える機会があったらいいなあなんて期待しちゃったりして。

しかし来年の最強戦も楽しみだー!!

ちなみに歴代最強戦も熱いドラマがあるので見て損はありません!

DVDも出ていますので是非見てみてください♪

 

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ここまで読んでいただいてありがとうございました!

※このページの画像は全て、ニコニコ動画の提供する麻雀最強戦チャンネル「麻雀最強戦2016ファイナル」より引用いたしました。

 

次のページは→【奇跡を検証!】自動配牌の全自動麻雀卓で天和は出せるのか!?

 

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はっしん部長
麻雀商社のささき商事で働く橋本といいます。

小学生の時に麻雀を覚えてからその楽しさに衝撃を受けたことがきっかけで、麻雀業界へ就職しました。

今は陰ながらマージャンの素晴らしさを世の中に広めるべく日々楽しく仕事してます。

麻雀関連のご相談は何でもお受けしますのでどうぞ♪

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コメントありがとうございます

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 気づいている人が何人いるかわかりませんが、実は多井プロは南2局にツモスーを逃してるんですよね。本当に多井プロは悔しいと思います。

    • jackさま

      ええええ!!!?全然気づきませんでした・・・!
      素晴らしい対局の中には隠れたドラマが沢山あるものですね。
      またじっくり見直してみたいと思います!

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